株式会社比嘉組

　Ｓ子さんが靴の中敷きを買いに、ショッピングセンターへ行った時のことです。売り場がわからず、近くに居合わせたスタッフに声をかけました。
　胸に「見習い」のプレートを付けたそのスタッフが、靴販売コーナーへと案内をしてくれました。しかし、結果として見当たらず、「当店には中敷はございません」との返答でした。
　Ｓ子さんは仕方なく、他の品物を求めようと店内を回っていました。そこで目に留まったのが、靴の中敷です。あれ・・ここにあるじゃないのと見つけた喜びとは裏腹に、先ほどの店員の対応が甦ってきました。
　「当店にはございません」という前に、先輩や上司に確認する誠意があってもいいのではないかと、先ほどの見習いスタッフに対して不満を抱いたのでした。
　仕事を誠実に進めるには、事の大小にかかわらず、確認を怠らないことが必須です。それがお客様に対する誠意の表れでもあるのです。

今日の心がけ…わからないことは確認をしましょう

職場の教養（倫理研究所発行）2/21～