株式会社比嘉組

　人付き合いの苦手なＭ氏は、自分の思いが上手く伝えられないことが悩みでした。そんなある日、喫茶店で有線から流れてきた曲が耳に残りました。
　その歌詞に、「人は笑われるくらい不器用でも、自分なりに一生懸命やればいいのだ」と励まされた思いで、＜なんとか頑張ってみよう＞と思いました。
　しかしそれでも、自分の伝えたいことが言葉にできません。職場でも業務連絡が正確に伝えられないのです。＜結局、気持だけではダメか＞と投げ出そうとした時、ある講演会での話を思い起こしたのです。
　それは「誰にも共通してやってくるのは朝起きです。年齢や体調に合わせた朝の迎え方はあるが、何をすればよいか迷っている時は、迷いを捨てる朝起きから始めてみよう」という内容でした。
　自分の一生をどう過ごすかは、一日をどのように過ごすかに通じます。その一日のスタートは朝からです。＜朝は迷いなく即座に起きる＞と決意したＭ氏は、いつしか自分の言いたいことを迷わずに伝えられるようになったのです。

今日の心がけ…朝起きで迷いを断ちましょう

職場の教養（倫理研究所発行）4/17～