株式会社比嘉組

　Ｎ氏が自宅でくつろいでいると、近所の子供たちが小学二年生の息子のもとに遊びに誘いに来ました。
　夕方になって、外で遊んでいた息子が息を弾ませて帰ってきました。「今日は外で何をして遊んだの」とＮ氏が聞くと、「花びらが道にいっぱいあったから、皆できれいにしていたの」と言うのです。
　Ｎ氏が思わず「よくやったね、えらいね」と声をかけると、息子から思わぬ言葉が返ってきました。
　「パパ、頑張ったから一円ちょうだい」と言うのです。＜小遣い目当てか・・＞と少しがっかりしたＮ氏。続けて「何に使うの」と聞くと、「一円を貯めて非常食を買って、食べ物に困っている国の人たちに送ってあげるの」と言うのです。
　＜体の成長と共に心も考え方も育っているんだ＞と感激したＮ氏。「金銭を活かして使うこと」を我が子から改めて教えられたのです。
　以後、お金を活かして使うことを意識するようになったＮ氏です。

今日の心がけ…金銭を活かして使いましょう

職場の教養（倫理研究所発行）6/11～