物は生きている
K氏は工業用ミシンの販売と整備に携わっています。様々な会社を訪問する中で、「物は生きている」実感しています。
清掃が行き届き、ミシンを大切に扱っている会社の社員は朗らかで和やかな感じがします。故障した際の問い合わせ内容が明確で、メンテナンスに訪れると使用する際のアドバイスを尋ねられたりします。
職場が乱雑な会社の社員は、どことなく曇った表情で、ミシンの故障個所も複雑な場合が多くあります。メンテナンス時には苦情ばかり並べられます。
このような経験を通して、K氏は、ミシンは使用者の心が反映するのではないかと感じるようになりました。
物は、人や動植物と同じように、生きているものといえるでしょう。機械や道具を扱う際は、「一緒に仕事する仲間である」との思いが大切です。
物を大切に扱えば、物はより多くの働きをしてくれます。物に感謝の言葉を掛けながら、職場環境を整えていきましょう。
今日の心がけ…物を大切に扱いましょう
職場の教養(倫理研究所発行)6/5~
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